Googleマップで1ページ目(上位5件)に入っている店の共通点|1,995店のデータから
スマホでGoogleマップを検索して、スクロールせずに目に入るのはせいぜい上位5件です。そこに入っている店と、11位以下の店は何が違うのか。2026年9月に20業種 × 5都市で集めた延べ1,995店を、表示順で3つに分けて比べました。
表示順ごとの比較
| 表示順 | 店数 | ★平均 | 件数の中央値 | 写真10枚以上 | サイトあり |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜5位 | 500店 | 4.54 | 75 | 77.0% | 95.4% |
| 6〜10位 | 500店 | 4.52 | 57 | 74.2% | 95.2% |
| 11〜20位 | 995店 | 4.48 | 44 | 68.5% | 94.3% |
読み取れること
1. ★の差はほとんどない
上位5件の★平均は4.54、11〜20位は4.48。差は0.07です。★が高いから上に出ているわけではないことが分かります。★4.3の店が★4.8の店より上に出ているのは珍しくありません。
2. 件数は明らかに違う
件数の中央値は上位5件が75件、6〜10位が57件、11〜20位が44件。順位が上がるほど件数が多く、上位5件は11〜20位の1.7倍です。Googleが順位を決める3要素(関連性・距離・知名度)のうち、店側が動かせる「知名度」にクチコミ件数が含まれていることと合っています(MEO対策とは)。
3. 写真とサイトは「揃っていて当たり前」
サイトの登録率はどの順位帯でも94.3%以上で、差がつく要素ではありません。写真10枚以上は上位5件で77.0%、11〜20位で68.5%と少し差があります。整備は「やれば上がる」ではなく「やっていないと土俵に乗れない」項目です(整備状況の調査)。
業種別「1ページ目の壁」——上位5件の件数の中央値
自分の業種で、上位5件に入っている店が何件持っているかの目安です。
| 業種 | 上位5件の件数の中央値 |
|---|---|
| ホテル | 1,309 |
| 不動産会社 | 364 |
| 飲食店 | 262 |
| 整骨院・整体院 | 203 |
| フィットネスジム | 159 |
| 美容室 | 141 |
| 歯科医院 | 136 |
| 税理士事務所 | 111 |
| 外壁塗装 | 84 |
| 動物病院 | 82 |
| 調剤薬局 | 78 |
| 内科クリニック | 57 |
| リフォーム・工務店 | 49 |
| 中古車販売 | 49 |
| 自動車整備・車検 | 36 |
| 外構・エクステリア | 29 |
| 屋根工事 | 27 |
| 葬儀社 | 25 |
| 学習塾 | 7 |
| デイサービス | 1 |
ホテルのように1,309件が壁になる業種もあれば、学習塾やデイサービスのように数件で上位に入れる業種もあります。件数が少ない業種は、今からでも1ページ目を取りやすいということです。
上位5件に入るためにやること
- 自分の業種の「壁」を確認し、今の件数との差を把握する
- 差を埋めるペースを決める。月に何件頼めば半年で届くか(正しい集め方)
- 並行して、基本情報と写真を揃えて土俵に乗る(無料診断、最適化して上位表示を狙う方法)
- すでに件数が壁を超えているのに上がらないなら、カテゴリ設定・NAPの不一致・競合の状況を疑う(NAP情報の統一、競合の分析と改善)
調査の概要
2026年9月に、Googleマップの検索結果(Places API)で「地域名+業種」の組み合わせ100通り(20業種 × 5都市:新宿区・大阪市北区・名古屋市中区・福岡市中央区・札幌市中央区)を検索し、それぞれ上位20件、延べ1,995件(重複を除くと1,872店)の公開情報を集計しました。営業中の店舗だけを対象にしています。
注意点:この数字は「地図検索で上位に表示されている店」の集計であり、すべての店舗の平均ではありません。上位に出る店は情報が整っている傾向があるため、実際の全体像より少し良い数字になっています。また、写真の枚数はAPIの仕様で10枚までしか取得できないため、「10枚以上あるか」で判定しています。出典を明記していただければ、数字・表の引用は自由です(LocaBoost調べ)。
よくある質問(FAQ)
Q. 件数を増やせば必ず上位5件に入れますか。
A. いいえ。順位は検索した人の場所(距離)にも大きく左右されるので、同じ店でも検索地点によって順位は変わります。件数は「店側で動かせる要素の中で最も差がついている」ものであって、唯一の要素ではありません。
Q. まずは上位10件を目標にしてもいいですか。
A. 通過点としては意味があります。6〜10位の件数の中央値は57件で、11〜20位(44件)とははっきり差があります。ただ、スマホの画面でスクロールせずに見えるのは上位5件までなので、最終的な目標はそこに置いてください。
Q. 自分の順位はどう調べればいいですか。
A. 自分のスマホで検索すると、自店の近くにいるため実際より上に出ます。少し離れた場所から検索するか、順位計測ツールで複数地点から測るのが確実です。
まとめ
上位5件の店と11位以下の店の違いは、★ではなく件数です。★の差は0.07、件数は1.7倍。まず自分の業種の壁を知り、そこまでの差を月ごとのペースに落として、満足した人に頼み続けることが1ページ目への最短距離です。
関連する調査:業種別の★と件数の目安/件数が増えると★は下がるのか/整備状況の調査