Googleクチコミの★4.0は高い?低い? 1,995店の分布で分かった「普通」のライン
「★4.2なら悪くないはず」——そう思っている店は多いのですが、地図検索の上位に出ている店の中では、★4.2は下から数えたほうが早い位置にいます。2026年9月に20業種・延べ1,995店を集計した分布を見てください。
★の分布
| ★の範囲 | 店数 | 割合 |
|---|---|---|
| 2.9以下 | 32店 | 1.6% |
| 3.0〜3.4 | 72店 | 3.7% |
| 3.5〜3.9 | 162店 | 8.3% |
| 4.0〜4.4 | 399店 | 20.5% |
| 4.5〜5.0 | 1,281店 | 65.8% |
- ★4.5以上が65.8%。上位に出ている店の3分の2は★4.5を超えています。
- ★4.5未満をすべて足しても34.2%。★4.0〜4.4(20.5%)は「普通」ではなく、この下位3分の1に入ります。
- ★3.5未満は5.3%しかいません。
つまり、地図の上位に出る店にとっての「普通」は★4.5前後です。★4.0は「悪くない」ではなく「上位の中では低め」、★3.9を切ると目立って低い側に入ります。
ただし「普通」は業種で違う
ここが大事な点です。全体の分布だけ見ると★4.5が普通ですが、業種によって普通のラインはまったく違います。
美容室は★4.86、整骨院・整体院は★4.81が平均で、★4.5だと業種内では低いほうになります。逆に調剤薬局は★3.75、ホテルは★3.97が平均なので、★4.2でも業種内では上位です。20業種すべての数字は業種別の★と件数の目安にあります。
なぜ業種で★が変わるのか
★の差は、店の良し悪しよりも「どんなときにクチコミが書かれるか」で決まっています。
- その場でお願いできる業種(美容室・整骨院・歯科など)は、満足した直後に頼めるので高評価が集まりやすい。
- 不満のときに書かれやすい業種(薬局・ホテル・デイサービスなど)は、待ち時間や対応への不満が投稿の動機になりやすく、頼まない限り高評価は集まりにくい。
薬局やホテルが「悪い店ばかり」なのではありません。満足した人が書く仕組みがあるかどうかの差です。
★を見るときの正しい順番
- 自分の業種の★平均を業種別の表で確認する
- 自店の★が業種平均より下なら、まず低評価への返信を整える(星1・低評価クチコミへの返信例文)。返信は★を直接は変えませんが、次に読む人の印象を変えます
- 満足している人に書いてもらう導線をつくる(正しい集め方、QRコードの設置)。★は「頼んだ人の評価」で少しずつ上がります(現実的な3ステップ)
調査の概要
2026年9月に、Googleマップの検索結果(Places API)で「地域名+業種」の組み合わせ100通り(20業種 × 5都市:新宿区・大阪市北区・名古屋市中区・福岡市中央区・札幌市中央区)を検索し、それぞれ上位20件、延べ1,995件(重複を除くと1,872店)の公開情報を集計しました。営業中の店舗だけを対象にしています。
注意点:この数字は「地図検索で上位に表示されている店」の集計であり、すべての店舗の平均ではありません。上位に出る店は情報が整っている傾向があるため、実際の全体像より少し良い数字になっています。また、写真の枚数はAPIの仕様で10枚までしか取得できないため、「10枚以上あるか」で判定しています。出典を明記していただければ、数字・表の引用は自由です(LocaBoost調べ)。
よくある質問(FAQ)
Q. ★4.0を切っています。もう手遅れですか。
A. いいえ。★は「これまでの全投稿の平均」なので、件数が少ない店ほど新しい投稿で動きます。件数が30件以下なら、★5の投稿が数件入るだけで0.1〜0.2は変わります。
Q. ★5.0の店は信用されないと聞きました。
A. 件数が少ない★5.0(例:3件で5.0)は「身内が書いた」と見られることがあります。件数が増えてくれば★4.8前後に落ち着くのが自然で、それが最も信頼されやすい状態です。
Q. ★の小数点以下はどう決まりますか。
A. Googleは単純な平均ではなく、投稿の新しさや投稿者の信頼度も加味しているとされています。同じ投稿内容でも表示される★が前後することがあるのはそのためです。
まとめ
地図の上位に出る店では★4.5が「普通」、★4.0は「低め」。ただし業種で普通のラインは★3.75から★4.86まで幅があるので、比べる相手は自分の業種の平均です。★を上げる近道は、満足した人に書いてもらう仕組みを持つことです。
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