
Googleビジネスプロフィールの「商品・サービス」登録で集客を伸ばす方法
Googleビジネスプロフィール(GBP)には、写真や投稿だけでなく「商品」「サービス」を登録する機能があります。ここを丁寧に埋めると、あなたのお店が「何を、いくらで、どんな内容で提供しているか」が検索ユーザーに伝わりやすくなり、関連する検索での見つけられやすさ(関連性)も高まりやすくなります。意外と手が回っていない項目なので、整えるだけで他店と差がつきやすい部分です。この記事では、デジタルに不慣れな方でも取り組めるよう、登録の手順・書き方のコツ・活用方法を具体的に解説します。GBPの初期設定は登録後のチェックリストもあわせてご覧ください。MEOの全体像はMEO対策とはで確認できます。
「商品」と「サービス」はどう違う?
GBPでは、業種によって表示される入力欄が「商品」か「サービス」に分かれます。ざっくり整理すると次のようなイメージです。
- 商品:形のあるものや、写真・価格で見せやすいもの。飲食のメニュー、物販の取扱品、美容の指名メニューなど。名前・写真・価格・説明・リンクをセットで登録できます。
- サービス:作業や施術など提供する内容そのもの。整備の「オイル交換」、美容の「カット+カラー」、士業の「相談対応」など。カテゴリごとに項目を作り、説明や料金の目安を添えられます。
どちらが表示されるかは登録している業種(カテゴリ)によって変わります。自分の管理画面に出ている欄をそのまま使えば問題ありません。両方が表示される業種もあるので、その場合は扱っている内容に合わせて使い分けます。
登録するとどんなメリットがあるのか
- 扱っている内容が具体的に伝わる:店名や業種名だけでは分からない「何を提供しているか」を、ユーザーの目に見える形で示せます。
- 関連性が高まりやすい:MEOの評価要素のひとつである「関連性」に寄与し、関連する検索で見つけてもらいやすくなる可能性があります。
- 来店・問い合わせのハードルが下がる:料金や内容が事前に分かると、ユーザーが安心して次の行動(電話・来店・予約)に移りやすくなります。
- 比較検討中のユーザーに選ばれやすい:他店と見比べている段階の人にとって、情報が整っているお店は候補に残りやすくなります。
なお、これらはあくまで「伝わりやすくなる」「見つけてもらいやすくなる」という傾向であり、登録すれば必ず上位表示される、という性質のものではありません。基本の運用を積み重ねることが前提です。
登録の基本手順
作業自体はむずかしくありません。スマートフォンからでもパソコンからでも登録できます。おおまかな流れは次の通りです。
- 1. 管理画面を開く:Google検索やGoogleマップから自店のプロフィールを表示し、「編集」メニューを開きます。
- 2. 「商品」または「サービス」を選ぶ:表示されている項目をタップします。
- 3. カテゴリ・名前を入力する:サービスの場合はまずカテゴリを選び、その中に個別の名前を追加します。
- 4. 説明文・価格を添える:内容の説明と、料金の目安を入力します。価格は「未定」や「価格帯」で登録することもできます。
- 5. 写真を付ける(商品の場合):実物の写真を1枚添えるだけで印象が大きく変わります。
- 6. 保存して反映を待つ:内容によっては審査・反映まで時間がかかる場合があります。
名前・説明・価格の書き方のコツ
名前は「検索される言葉」で
ユーザーが実際に使う言葉を意識します。例えば整備なら「オイル交換」、美容なら「カット+カラー」、飲食なら「日替わりランチ」のように、専門用語よりもお客さまの言葉を優先します。
説明文は「誰に・何を・どう良いか」
短くても、対象となるお客さま、内容、うれしいポイントが分かると刺さりやすくなります。例:「初めての方向け。所要約30分。待ち時間なしで受けられます」。誇大な表現や、根拠のない「日本一」「絶対」などの断定は避けます。
価格は「目安」でも入れる
内容と料金の目安があるだけで、比較検討中のユーザーの不安が減ります。変動する場合は「〇〇円〜」や価格帯で示し、実際の料金と食い違わないようにします。
写真をセットにして魅力を伝える
特に「商品」では、写真の有無で伝わり方が大きく変わります。明るい場所で、実物が分かるように撮るのが基本です。
- 実物・現場の写真を使う:素材集のような写真より、自店の実物のほうが信頼されます。
- 明るく・水平に撮る:スマホでも十分です。手ブレと暗さだけ避けます。
- 1商品1枚から:まずは主力に1枚。無理にすべてを一度に揃えなくて構いません。
写真運用のコツは写真・投稿の運用でも詳しく紹介しています。
やりがちなNGと注意点
- 登録したまま放置する:終了したサービスや古い価格が残っていると、機会損失や不信につながります。季節メニューや値上げ時は必ず見直します。
- キーワードの詰め込み:名前欄に関係ない言葉を並べるのはガイドライン違反の恐れがあります。実態に沿って登録します。
- 誇大・断定表現:「必ず治る」「日本一」など根拠のない表現は避けます。業種によっては景品表示法などに関わるため慎重に扱います。
- 他店・他ブランド名の流用:自店が扱っていないブランド名などを名前に入れないようにします。
業種別の登録イメージ
- 飲食店:看板メニュー、ランチ、コースなどを「商品」で。写真と価格をセットにすると強いです。
- 美容室・サロン:「カット」「カラー」「トリートメント」などを「サービス」で。所要時間や対象を説明に添えます。
- 整備・修理:「オイル交換」「車検」「タイヤ交換」などを「サービス」で。料金の目安があると問い合わせが増えやすくなります。
- 物販・小売:主力商品を「商品」で。在庫や取扱の実態に合わせて更新します。
- 士業・教室・治療院:「初回相談」「体験レッスン」などを「サービス」で。誇大表現を避け、内容を正確に書きます。
他の運用と組み合わせて効果を高める
「商品・サービス」登録は、単独よりも他の基本運用とあわせて行うと効果が出やすくなります。
- NAP情報の統一:店名・住所・電話番号を各所でそろえます(NAP情報の統一)。
- 口コミの収集と返信:件数と対応の質は関連性・信頼に効きます(口コミの集め方、返信例文)。
- 写真・投稿の継続:新商品や季節の情報を発信し続けます。
どれか一つだけでなく、基本を積み重ねることが遠回りのようで近道です。
登録後の見直し・運用のリズム
一度登録して終わりにせず、定期的に見直すと情報の鮮度が保てます。以下を目安にチェックしましょう。
- 月1回:価格・内容が最新か、終了したものが残っていないかを確認。
- 季節・キャンペーン時:季節メニューや期間限定サービスを追加・入れ替え。
- 写真の追加:撮れたものから少しずつ増やす。
- 反応の確認:問い合わせや来店時の会話から、どの内容が響いているかを把握し、次の登録に反映。
口コミに不適切な内容が含まれた場合の対応は削除依頼の考え方を、投稿・返信の文面が問題ないかはクチコミ内容チェックで事前に確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 「商品」と「サービス」のどちらを登録すればいいですか?
A. 管理画面に表示されている欄を使えば問題ありません。表示は業種(カテゴリ)によって変わり、両方出る場合は扱っている内容に合わせて使い分けます。
Q. 価格を公開したくない場合はどうすればいいですか?
A. 「〇〇円〜」の下限表示や価格帯、あるいは価格を入れずに内容だけを登録することもできます。ただし目安があるほうが問い合わせにつながりやすい傾向があります。
Q. たくさん登録すれば上位に表示されますか?
A. 件数だけで順位が決まるわけではありません。実態に沿った内容を丁寧に整えることが大切で、無関係なキーワードの詰め込みは逆効果になる恐れがあります。
Q. 登録した内容はすぐ反映されますか?
A. 多くはすぐ反映されますが、内容によっては審査や反映までに時間がかかる場合があります。急ぎでも一定の時間を見込んでおくと安心です。
Q. 写真は必ず必要ですか?
A. 必須ではありませんが、特に「商品」では写真があると魅力が伝わりやすくなります。主力のものから1枚ずつ追加していけば十分です。
まとめ
「商品・サービス」登録は、扱っている内容を検索ユーザーに正しく伝え、関連性を高める地味だが効く施策です。ポイントは、主力から丁寧に登録し、検索される言葉で名前を付け、説明・価格・写真を添え、古い情報はこまめに更新すること。誇大・断定表現を避け、実態に沿って書くことも欠かせません。NAPの統一や口コミ対応、写真・投稿といった基本運用とあわせて積み重ねることで、地図で見つけてもらえる確率を着実に高めていきましょう。